デリヘルのいいとこ

デリヘル・・・
女性がこの仕事に興味を持つきっかけは、もちろん高額な報酬を望んだこと、でしょう。

かくいう私も、その一人でした。

でも、それだけでは無かったです。

元々私は事務の仕事をしていたのですが、10代のころにうつ病を発症して以来、毎日朝決まった時間に起きて仕事に出かけることが辛くて仕方がありませんでした。

でも、仕事をしてお金を稼ぎたい。

出来れば融通の利く時間に、短時間で、稼ぎたい。

最初は、学生時代に勤務経験のあるキャバクラも選択肢にありましたが、家族と同居していたので夜勤めに出ることは難しいと思い、却下しました。

そうして、デリヘルの世界に飛び込んでみることにしたのです。

インターネットでお店を調べ、良さそうだと思ったお店に電話をし、面接をしてみました。

面接場所は普通のファミレス。

スーツを着た、普通の中年男性が面接の担当でした。

食事をしながら報酬や仕事についての話をしたのですが、正直、「この程度のことでこんなにお金がもらえるのか・・・」という驚きでした。

無事採用となり、数日後、まずは体験入店をしてみることにしました。

仕事の流れを説明されたものの、ほとんど知識の無い状態ではじめてのお客さんの元へ。

お店のスタッフからは、「慣れた感じより、素人っぽさをお客さんは好むから」と言われました。

どんな相手だろう・・・と緊張でいっぱいでした。

元々「貞操観念」の薄い自分でしたので、初めての仕事を終えてもショックだとか悲しいとかいう気持ちはありませんでした。

それから人数をこなしていくにつれて、相手のことは気にしなくなりました。

誰でも同じに見えるんです。

お給料もいっぱい頂きましたが、不思議と貯まらないんです。

仕事に行くための服や下着に結局使っていました。

現在は風俗とは関係の無い普通の生活をしています。

働いていたことを後悔するわけでも、特に戻りたいとも思いませんが、その時の自分には必要な場所だったと思っています。

でも、あの世界が合わない方がうっかり入ってしまうと、一生トラウマになると思いますのでご注意を。